朝焼けそれは何も照らさない
何事も上手くいかない自分への葛藤、考えたくもない未来への恐怖。
これが人生なのか?これが生きるってことなのか?
大人になる、それは深淵を覗くような恐怖と、どうしようもない不安の入り混じった混沌だ。
それが今は自分の目の前に来てしまった。
いやその中に今、自分は立たされている。
そんな事は誰しも一度は思うだろって?
では私はこの想いをどこにぶつければ良いんだ
誰かに相談しろ?
そんな事が出来たら、今頃一人でぼやぼや携帯を握りながら、こんな無益な時間を過ごしていない。
って事で私はこの場に吐き捨てる事にする。
なんせここは自分が作った、自分だけの空間なんだから。
私は不安定な時、異常に逃げ出したくなる。
逃げれなくても良い。逃げた気になれればそれで良い。
そうやって、いつも別の世界に自分の居場所を探す。
今日はバイト終え、10時間以上を費やし学園ラブコメを見て自分を慰めた。
学園ラブコメ夜更かし後のタバコはどうしてこうも沁みるのか
そうして現実に戻り、自分の過去を振り返る。
「俺は正しかったか?」
って自問自答するんだ。
私は高校入学後すぐにある女性に一目惚れをした。
結果から言うと、まぁ分かると思うがその恋は実らなかった。いや実るはずが無かった。
なぜならその相手は生徒ではなく、教師だったからだ。
ただの一目惚れじゃ無かった。
あの頃の私は、そんな恋が実るはずもないなど、微塵も理解していなかった。いや何も見えていなかった。
猪突猛進。いやあの頃の私は、猪ほどの知能など持ち合わせてもいなかったのだろう。
2年、3年次とその先生の担当の教科もあり、仲良くなる為にその科目だけ必死に勉強した。それに、先生が困ってたらどんな事でも手を貸そうと努力した。
気持ち悪い。
しかし、その甲斐もあり、他の生徒よりは仲が良かった自信はあった。
「卒業する時で良い、絶対に想いを伝えてやる」
って心に決めてたな。
そして卒業式前日、手をプルプル震えさせながら、何度も書き直して、やっと書きあげた手紙。
そこには本当の自分なんて居なかったよ。
そうして私の青春は終わった。
何も伝えず、誰も傷付かず、波風立たせず終わる。
そして、何も無かった事にする。
私はそれを選んだ。何度も後悔した。
でも、そうするしか無かった。
そう。そうするしか無かったんだ。
「あぁ、俺は何も見えていなかったんだ。」
やっと、自分の歩いている姿を確認することができた。
そうして、大人という更に暗くて、深くて何も見えない沼に、一歩足を踏み入れた。
P.S.
ノリでここまで書いて、纏まらないまま投稿する事になったが、そうでなかったならばこの記事は消していただろう。
この拙い文を見た人が笑っても良い。別に貶したって良い。私はただ、誰にも見てもらえなかった、見せられなかった私自身を、誰かに見て欲しいだけだから。
ただの自己満足だから。
けど青春、恋愛なんてそんなものだろう?